お待たせしました。
5月29日に安納芋の苗を植えに
鹿児島県種子島に行ってきました。
種子島までは大阪伊丹空港から朝8:10発の飛行機で
鹿児島空港に行き、小型飛行機に乗り換えて種子島空港へ。
(直行便はあるけど時間が不便なんです。)
いやー小型飛行機は怖かったー。
私にとってはジェットコースターに乗ってるような感じ。
12:00前に着いた種子島空港は昨年新しくオープンし
「コスモポート種子島」と名前を変えて綺麗になっていてビックリ。
早くもサーファーもいました。
私もやってみたいものです。(出来るのか?)
農園まではレンタカーを借りて空港から20分の移動。
昨年の「おいも株オーナー制度」でも来たので
懐かしいなーなんて思っているうちに農園へ。
そこでは山田ファームマスターが早くも
畝(うね)作りの真っ最中。
「お久しぶりです。」
「おー、久しぶりだなー。」
と作業を中断し、私の方へ。
「今年は日照時間が短くて苗の栽培には苦労してると。」
そういえばニュースで天気が不安定だなんて最近よく見ますね。
ここ種子島でも例外ではありません。
「でも全国のオーナーさんのためにがんばってますよ。」
ありがたいですね。山田ファームマスター、
今年もよろしくお願いします。
作業に戻り再び畝作りへ。しばらくして
「どうだ久保君もやってみるか?」
「えっ?」
なんと!私が!?
よーし!いっちょやってみるか!
ファームマスターには負けないぞー!
ブルンブルン・・・・
初めて乗車するトラクターは車でいうミッション車ような感じ。
ドドドドドんんん?まっすぐ進まない!
タイヤがぬかるんだ土に埋もれて真っ直ぐ進んでくれません。
後ろを見てみると曲がったタイヤの後が・・・・(笑)
見ているのと実際にやってみるのでは全然違います。
地元農家さんが途中から手伝いに来てくれたのですが、
到着するなり、
「あらま!曲がっとるよ。(笑)」
と笑われてしまいました。
オーナー様の大事な畑です。
バトンタッチし、後はファームマスターにお任せしました。
畝が出来たところでおいもの苗植えへ。
畝1本約40メートルあり、1本1本ていねいに植えていきます。
良く見てみると畝に
マルチをしていないことに気づきましたか?
ここ種子島では気温が他の品種の産地に比べ高いため、
マルチをつけると土の中が高温になりすぎて、
形が揃わなくなったり、大きすぎて食べにくいおいもに
出来上がってしまいます。
皆さんが食べやすいおいもにするためにも、
土の温度管理をしているわけです。
ファームマスターのこだわりですね。
そして植え方ですが、安納芋の苗は土に対して
斜めに突き刺すように植えていきます。
(農業用語で船底植えと言います。)
約30センチの1本の苗にフシ(写真の赤マル部分:
茎から枝分かれした部分です。農家さんはその部分を
フシと呼んでいます。)が6.7本付いてますが、
先から3本ぐらいのフシを残し(写真の緑色部分)、
残りを土の中に埋めてあげます(写真の黄色部分)。
この埋めてあげたフシの部分からおいもが出来ます。
(写真だと赤マル部分からおいもが出来ます。)
フシが1本だけしか埋まっていないと、
1株につき、1個しかおいもが出来ません。
(つまり1個の大きな大きなおいもが出来ます。)
ですので、フシを3、4本ぐらい埋めてあげることによって
食べやすい大きさのおいもが出来ます。
それに綺麗に間隔を開けて植えていかないと、お隣の苗どおしで
おいもが出来る時にぶつかってしまいます。
なので25~40センチ間隔をあけます。
むつかしいなー。
「もっと間隔を空けてね。」
ファームマスターからもアドバイスしてもらいながら苗植え。
いい汗かいてるなー。楽しいー!
地元農家さんにも手伝っていただき
一日掛けて苗植え完了。やったぜ!
最近は雨続きでファームマスターは苗植えが心配だったそうですが、
今日は日差しがきつくも無く、絶好の苗植え日和で
「いやー今日でよかったね。」
とホッとした様子です。
来週には天気が悪くなるらしいので、今日でよかったー。
さすがはファームマスター長年の勘ですね。
苗植えの後はせっかくここまで来たので種子島を
散策しました。
その様子はまた報告させていただきます。
皆様のおいも株が美味しく育ちますように。